露光時間やゲインを変えることで、太陽光から低透過率ガラスを介した光の照度(0.0034lx~228,000lx)を高精度に測定することができます。
また、人が見えない赤外光を除去して明るさ検出することで、人が感じるまぶしさと同様の検出ができます。
他にも、1秒間の測定回数を増やせる設定にすることで、海外の速い車速であっても正確な明るさを検出します。

主要アプリケーション:車載のHUD、電子ミラー、MHI、ダッシュボード

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リードブロックの製品画像
  • 電子ミラー
  • HUD
  • ダッシュボード
  • HMI
  • 太陽光

特徴

  • 110℃環境でも使用可能

    光製品は、その特性上使用温度範囲が100℃未満になりがちですが、本製品はパッケージが堅牢なため110℃環境(Tj=125℃)にて使用可能です。

  • 広いダイナミックレンジ

    車載アプリケーションは、直接太陽光にさらされたり、低透過率ガラスを使用して光を検出したりと、広いダイナミックレンジが必要になります。本製品は、0.0034lx~228000lxで測定できます。

  • 国外の早い車速にも対応

    国外の車速は、一般的に日本国内より早いです。このため搭載されるセンサーもこれに追従する必要がありますが、露光時間を最短に設定し、1秒当たりの測定回数を増やすことで対応できます。

  • 光から可視光のみを抽出

    例えば太陽光には、人がまぶしいと感じる可視光以外に赤外も含まれますが、これらは明るさには関係ありません。
    VEML6031は、赤外センサーを搭載しているので、光から赤外のみを除外した正確な明るさを検出できます。

ユースケース

  • 電子ミラー

    車外に取り付けるサイドミラーは直接太陽光を検出するため、高い照度をセンシングすることが必要です。VEML6031はこれを実現します。

  • HUD

    HUDはフロントウインドウに画像を投影させるため、太陽光や対抗車のLED照明などさまざまな種類の光を区別する必要があります。VEML6031はこれを実現します。

  • ディスプレイのバックライトコントロール

    昨今のディスプレイは透過率がより小さくなってきており、照度センサには超低照度の光も正確に明るさ検出できることが求められます。VEML6031はこれを実現します。