次世代3Dビジョンセンシング 自由なカメラ配置で350m先の物体検知が可能! | NODAR
ハンマーヘッドシャークから着想を得た
次世代3Dビジョンセンシング
自由なカメラ配置で350m先の物体検知が可能!
- 独立型ステレオカメラで3Dビジョンセンシングを構築
米ボストンを拠点とするNODARは、MIT(マサチューセッツ工科大学)をルーツにもつ2018年設立のスタートアップで、2つの目が離れたハンマーヘッドシャークから着想を得て、自由な配置のカメラを使い3Dビジョンを構築するソフトウェアソリューションを開発しました。従来のワンボックス型ステレオカメラシステムと比較して、カメラ間の距離を大きくとることによりその大きな視差から高精細な3Dポイントクラウドを構築し、他センサーよりも安価なシステム構成でロングレンジ(長距離)での小さな障害物検知を可能にします。

特徴
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従来のステカメより長距離での物体検知・測距が可能
従来一体型となっていたステレオカメラを別体型にして、左右のカメラ間の距離を大きくとることにより、例えば転倒したバイクであれば350m先、10cm程度の物体でも150m先まで測距が可能。
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AI利用せず、シグナルプロセッシングにて実現
AIの推論に頼らず、物理的な計算により3Dポイントクラウドを構築し、長距離での物体の検知及び測距が可能。学習ベースのAI推論では、転倒した車やトラックから落ちた荷台などイレギュラーな物体は判別が困難。
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リアルタイムオートキャリブレーション
従来2つのカメラのキャリブレーションの難しさより、ステカメは一体型BOXとなっていたが、該社のコアテクノロジーであるリアルタイムオートキャリブレーション技術により、独立したカメラのステレオカメラ化を実現。
活用例
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オートモーティブ
長距離の物体を素早く見つけることで乗用車のAD/ADAS高度化に貢献。
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トラック
各車幅が広いトラックでは、カメラ距離をより大きくとることが可能となり、より長距離の物体を見つけることが可能に。
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ロボタクシー
完全自動運転のロボタクシーでは、より高解像度で信頼性の高い3D情報が必要となる。
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デリバリーロボット
人が多く混在する場所を走行するデリバリーロボットは特にリアルタイムの3D情報が求めらる。
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特殊車両
農機や重機等の特殊車両の自動運転化に貢献。
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